サマースクールがイタリアのカプリ島で開催されました
- SMCR Sci
- 8月4日
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LeNet Project(北海道大学)とRebond Project(EU)の共催による REBOND Summer School on Polymeric Networks for Sustainable Development が、2025年7月6日から12日までイタリア・カプリ島で開催されました。
本サマースクールでは、高分子分野の第一線で活躍する研究者による講義と、高分子製品メーカーの研究者による産業ワークショップが行われ、世界9カ国(ベルギー、フランス、ギリシャ、イタリア、日本、ルクセンブルグ、オランダ、イギリス、アメリカ)から47名の若手研究者・学生が参加しました。
講義には、世界6カ国(イタリア、日本、アメリカ、中国、ベルギー、サウジアラビア)から14名の教授陣が登壇し、高分子(溶液・メルト・ネットワーク)の理論、レオロジー、ダイナミクス、構造解析、分子設計、MDシミュレーションなど、多岐にわたるテーマが取り上げられました。本学先端生命科学研究院からは李 响 教授、中島 祐 准教授、GI-CoRE連携教員/客員教授Michael Rubinstein 氏の3名が講義を行いました。
また、産業ワークショップでは、従来の高分子製品に用いられる原料・製法・リサイクル技術に関する講義の後、代替材料として注目される自己修復ビトリマーの活用可能性について参加者同士でブレインストーミングを行い、その成果をプレゼンテーションしました。
本学からは、若手研究者3名(先端生命科学研究院 安田 傑 助教、木山 竜二 氏、吉田 匡宏 氏)と大学院生5名(生命科学院 大村 将 氏、谷 知典 氏、増實 竜忠 氏、末村 唯 氏、及川 洸誠 氏)が受講者として参加しました。さらに、参加者は各自の研究に関するポスター発表も行い、発表中には講師や他の参加者と活発な議論が交わされました。
講義、発表、討論を通じて、参加者と講師陣との間で活発な学術的コミュニケーションが行われ、国際的な研究ネットワークの形成が促進されました。
